fcitx5-skk+FirefoxでScrapboxやGoogle Docsなどの変換確定直後の子音が落ちるときはpreeditを切ると良い

3行まとめ

  • fcitx5-skkFirefoxの組み合わせで一部のページでの変換の挙動がおかしい
  • 例えば Kousatu suruが「考察うる」となるように子音が落ちる
  • preeditを無効にすると変換の挙動が意図通りになる

症状

fcitx5-skkとFirefox121.0を組み合わせた状況で、ScrapboxGoogle Docsなどに入力すると、変換確定後の子音が欠落していまいます。 これだけだと分かりにくいので例を上げます。

例えばScrapboxGoogle Docsで「考察する」と入力するときは"Kousatu suru"と入力しますが、実際には「考察うる」と変換されてしまいます。

おそらくですが、Fcitx5-skkのデフォルト設定だと「▽こうさつ」と入力した直後のsを入力したタイミングで考察と確定してしまい、その直後の「す」を入力するためのsが欠落してしまうからであるかと思います。

Scrapboxの検索欄やブラウザのアドレスバー、はてなブログの編集画面などではこのようなことは発生しません。<input>タグだと何も問題ないのではと考えています。

またこの症状はChromeでは発生しません。

解決策

このようなことをツイートしていたらfcitxのメインコントリビュータの@CSSlayerさんに解決策を教えてもらえました。

確かにpreeditを無効にすると子音が落ちることなく、意図通りに変換ができます。

なのでpreeditを恒常的に無効にすることとしました。 fcitx5-config-toolを開いて、Global Options -> Behavior -> Show preedit in appllicationのチェックを外すとpreeditを無効にできます。

Fcitx5 configurationのpreeditを無効にするチェックボックス

おわりに

@CSSlayerさんありがとうございました。