はじめに
動機
京都で行われたYAPC::kyoto 2023に参加した。
きっかけは最近Perlをほんの少し書くようになったというのもあるが、より大きな理由として今までオフラインカンファレンスに参加したことがないので、オフラインカンファレンスに参加してみたいという興味であった。
ブログを書くまでがYAPCということでブログを書いていく。
行くかどうか迷っていた
興味が先行していたので申し込みするか少し迷っていた。背中を押してもらったら行ける気がして、アルバイト先の昼会で「迷っているんですよね〜〜」みたいなことを言ったら予想通り背中を押してもらえたので申し込んだ。
学生にやさしいYAPC
学生チケット無料
一般チケットは5000円するが、内容が全く一緒なのに学生だと何故か無料になる。本当にありがたい。
学生旅費支援制度
YAPCには学生旅費支援制度がある。これはほとんど無条件で旅費を負担してもらえる制度で本当に凄い。
今は東京に住んでいるので2泊3日で京都に行こうとなるとなんやかんやで4万円くらいはかかってしまう。でもスポンサーをしてくださった企業の方とごあいさつをして、このようにブログを書くことによって旅費を負担してもらえる。なんて学生に優しいんだ!
実行副委員長の papix さんは学生支援を絶対無くさない覚悟があるとのことなので、例えPerlを書いてなくても学生の人はぜひ参加してほしい。
YAPCの学生旅費支援制度、恩恵受けた側の人間なので、俺の目が黒いうちは絶対に無くさない覚悟があります。なので学生は安心して #yapcjapan に来て欲しい。
— 技術王者papix (ChatGPT評) (@__papix__) 2023年3月21日
あと学生向けにチケット無料なのも続けたい!!!! #yapcjapan https://t.co/fo37S9cE2P
— 技術王者papix (ChatGPT評) (@__papix__) 2023年3月21日
いつかこのコミュニティに恩返ししないと。
ということで流れだったり感想だったりを書いていく。
前夜祭
Reject ConとLT
せっかく旅費を負担してもらえたし、予定もなかったので前夜祭から参加することにした。Reject Conは何でRejectされたか分からない内容で個人的には「インシデントレスポンスを自動化で支援する - Slack Bot で人機一体なセキュリティ対策を実現する - SEASON2」のインシデント対応を支援するBotの話が気になった。
インシデントが起こったときはルーティンワーク以外をしたくないと思うので、進行役がいてポストモーテムを作るまでを支援してくれるbotがいると良さそう。
LTはテーマがSomething Newということで新卒のかたが多く登壇されていた。新卒の人は僕個人と年齢が近いこともあり親近感と共に自分も発信しないとという気分になった。
あとはLTの途中でつっこむ人を観測した。どうも名物的な方らしく、あのいきなり質問されてディスカッションが始まる雰囲気はオンラインだと出ないのでオフラインイベントに来て良かったと実感した。
株式会社はてなに入社しました
まだ4/1じゃないけど。
いくつかの懇親会が前夜祭の後にあって、僕も手を引いてもらい参加した。今いる会社の昔の話とかエンジニアとして働いている人がそれぞれの会社でどんな取り組みをしているのかを知れた。飲み会でもgraphQLとかChatGPTとかの話をするあたり同じ業界の人なんだということを実感できた。
そのあとはてなの京都オフィスに人が集まるらしく僕も参加した。フルリモートで働いていて、所属しているオフィスも2回しか行ったことがなかったので気になっていたオフィスを見ることができて良かった。
お酒とおつまみが置いてあったのでお酒片手に適当に話しかけに行くというムーブをした。 ここで適当に話しかけても親切に会話してもらえるという成功体験を得たし、面白い話もたくさん聞けた。
当日
朝食付きでお風呂も付いているホテルを四条河原町に取っていたので、早起きして両方回収したあとに会場に向かった。 ちょっと良いホテルを取ってもどうせ寝るだけ(しかも短時間)でもったいないので必要最低限で十分という教訓を得た。
セッション
朝からセッションを聞いた。
songmuさんの「OSS活動を細く長く続ける技術」トークが結構記憶に残っている。OSS活動してみたい!でも怖い……みたいな心境で最近までいたので表現は良くないかもしれないが、そんな感じでいいんだ、という安心感を得られた。
あとはbackyard hatenaで取り上げられてて気になっていた、onkさんのプレゼンも見た。 podcasters.spotify.com
昼食
学生旅費支援制度で来たので、そのスポンサーのかたとランチをした。あと学生からの質問タイムもあって、その中で強く記憶に残っているのは「なんで今の会社に入ろうと思ったの?」という質問に対して回答者が全員起業経験があるので「起業したから……」と答える場面。
キーノート
onishiさんのキーノートは本当に良かった。エンジニアとしてのキャリアを積んでいく様子やKRP時代のはてなの写真を見て会社を立ち上げることの大変さとそのあと成長させる大変さを知り、そして発信することに繋がるまでの感動のストーリー。
スライドからは伝わってこないところに良さが詰まっているので動画が公開されたら見てください。
クロージング
実行副委員長のpapixさんの「YAPC::Kyoto 2020は中止じゃなくて延期です!と言い続けてて良かった」でありがとう、残してくれててありがとうという気持ちに。
コロナが流行り出してから3年が経って、様々なイベントは本当に無くなってしまっている。中止じゃなくて、延期と言い続けてくれたおかげであたたかいコミュニティが運営しているカンファレンスに参加することができたし、これからがんばろうという気持ちになれた。中止じゃなくて延期と言い続け、そして実際に開催して本当にありがとうございます。
ご神体の「初めてのPerl」
会場にはPerl神社が建立されていてご神体として、「初めてのPerl」が祀られている。成功祈願として実際に祈願されたものである。このご神体が学生の中から抽選1名にプレゼントということでなんと僕が頂くことになった。
Perlも触っていきたいと思います。
懇親会
前夜祭の後もお酒を飲んだが、当日終わったあともお酒を飲むことになった。学生支援で全国から来た学生の人とお酒を飲んで、どんなことをやっているのかとかこれからどうしたいかとか夢を語ったりとかした。新鮮でとても楽しかった。
学生支援で来た人と!#yapcjapan #yapckanpai pic.twitter.com/NYqc6bONvH
— あずきバー (@azukibar_D) 2023年3月19日
あとはてなオフィスに押しかけ、昼間のトークを種に色々会話をした。色んな裏話が聞けて、また近い距離でいろいろ聞けて本編と同じくらい楽しかった。懇親会ムーブはオンラインだとかなり難しいのでオフラインイベントっていいな。
さいごに
学生旅費スポンサーの会社さんへ。旅費の支援ありがとうございました。支援が無かったら行っていなかったと思いますし、学生として頑張っている人と喋ることもご飯を食べることもできませんでした。スポンサーランチでは、「Perlコミュニティへの恩返し」とありましたがいつか僕も受けた恩を返せるように頑張っていきます。
スタッフ、スポンサーの皆さん。楽しいお祭りをありがとうございました。来年のYAPC::Hiroshima?も楽しみにしています。